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2005年02月25日

『オーシャンズ12』 アメリカへの歪な回答

スティーヴン・ソダーバーグは『エリン・ブロコビッチ』や『トラフィック』で物語を過不足なく語り、所謂、ハリウッド映画として遜色ないものが撮れるアメリカの映画監督として半ば証明されているかもしれない。彼が『オーシャンと11人の仲間たち』のリメイクとして『オーシャンズ11』を周囲の期待を裏切ることのない微妙なフィルムとして撮り上げても別段、気にも留めずにいたが、続編となる『オーシャンズ12』がこうした歪なアメリカ映画に成り果てたのは理解できる気がする。今、「ハリウッド映画」を撮ることはこうした「あべこべ」な作品を創り出すことだというソダーバーグ流の皮肉だとすぐに気付いてしまい、『オーシャンズ11』『ソラリス』『フルフロンタル』と続く本作に作家性の端緒を容易く見て取ってしまうこと、それは間違いではないだろうし肯定も否定も受け付けないアメリカ映画の今なのだろうと思う。



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posted by KINEMAtograph Writers at 15:39| Comment(2) | TrackBack(1) | Kinema

2005年02月08日

『オペラ座の怪人』 バラを摘む者、捨てる者

オペラ座の怪人女は常に二択を迫られています。恋を諦めて仕事を選ぶか、才能を捨て妻として家に籠もるか、です。この映画を観てクリスティーヌにヤキモキしている男性はおそらく身勝手な人なのでしょう。彼女は二人の我が儘な男性の間で求愛されてどっち付かずの態度を始終続けるがゆえ事件を大きくしていきます。ここで私はオペラ座を彼女の勤める会社、ファントムを上司、ラウルを同僚である恋人と置き換えて考えてみました。

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posted by KINEMAtograph Writers at 23:39| Comment(3) | TrackBack(3) | Kinema