『茶の味』という題名を聞いて思いついてしまうのはやはり小津安二郎です。というのも小津には『お茶漬けの味』という作品があるからです。また小津安二郎の遺作である『秋刀魚の味』の仏題が『酒の味』であることも海外、特にカンヌでは話題になったようです。ある一家の日常(?)を追って進行していくこの『茶の味』について喋る時に小津作品が引き合いに出されるのは当然の事なのです。石井監督本人は小津安二郎よりも清水宏に共通点を感じているようですが、彼は『大学は出たけれど』の原作者でもありますから結局のところ小津安二郎にたどり着いてしまうわけです。
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