ディズニーというと世代を超えて愛されているイメージがありますが、僕らの世代はみんながみんなディズニー映画のほとんどを見ているというわけではないでしょう。実際僕もディズニーの世界そのものにあまり親しみがありません。完璧な嘘の良さというのもわからなくはないですが、それに手放しで酔うということがどうもできません。ディズニーランドもそんなに行ったことないですし。このファインディング・ニモはディズニー映画でもPIXARという別の会社でつくっています。ですからいわゆるディズニー映画とは違います(現にPIXARはThe Walt Disney Co.との関係を解消)。この映画のほとんどは海の中で展開していきますが、そこには多種多様の生物が登場します。哺乳類、鳥類、そしてもちろん魚類。彼らには種や個によってそれぞれ個性があります。数秒前のことを覚えていられなかったり、潔癖症だったり、水槽のガラスに映った自分の姿を頭のいかれた双子の兄弟だと思ったり。自分を変えようと魚を食べるのを断つサメなんかも出てきます。彼らはそれぞれ違った認知をしているので、同じ海、水槽(または空)で生活していても異なった時間、空間を生きています。
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