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2004年05月13日

世界の中心で、愛をさけぶ 〜世界の中心から雨は降るのか〜

世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション仮にまったくの日常というものの存在を盲目的に信じたとして、例えばそれを白と設定します。とするとこの映画の中には白い余白は残されてはいません。登場人物のほとんどはいくつかのファクターによって常に日常から引き剥がされています。偏見的な日常と比較して無菌室という場所などは非日常的空間の最たるものであると私は思います。ここで完全なる非日常を黒色とします。人間においてこの黒色の代表は死です。白と黒のグラデーションの中で進行していくこの映画の位置はだいたいかなり黒いグレーの中にあります。その全体のグレートーンを保証しているものは雨雲(台風)です。単純計算で一年間に一回台風と遭遇するとして、十七年でその生涯を終えるとすれば、死が完全な黒なのですから、十七分の一の非日常性が彼、または彼女に与えられるのです。

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posted by KINEMAtograph Writers at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Kinema | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする