「ロックとは何か」という定義を答えることは難しい。それは「映画とは何か」にも通じます。しかし芸術一般は宗教と同じで、理論に先立って、まず体感・体得するものであるべきです。宗教の、映画の、音楽の感動がどこかで同じところに根ざしていて、その表れの違いであるということを前提にすると、「スクール・オブ・ロック」と冠せられたこの映画の目標は、映画的感動を余すところなく描き、それをいかにしてロック魂とすり替えて見せるかということになります。動かず騒がず行儀良く映画館のイスに縛り付けられた観客に、ロックコンサートの感動を伝えることはできるのでしょうか。
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