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2004年05月31日

キューティーハニー  ハニメーションと結婚と明るさ

キューティーハニー今アニメの実写化が多いですね。このキューティーハニーも元となるアニメがあるわけですけど他の実写化作品とはちょっと違うようです。なんでも実写でもアニメでもない映像(キューティーハニーにひっかけてハニメーションと言うらしい。)があるのですが、その映画のひとつの売りであるハニメーションが何か映画の中でうまく機能していないように思えるのです。

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2004年05月28日

エレファント スタンダードサイズのパーソナルエリア

エレファント デラックス版映画館でスタンダードサイズの映画を見るのは久しぶりです。大作映画(シネスコ)の華々しい予告が一通り終わり、さあいよいよ本編だ、っていうときに両側からカーテンがガーっと閉まってきて、スタンダードサイズになるとちょっと損した気がしますよね。それと、ああ!もっと前のほうに座っておくんだった!って思います。特に渋谷のユーロスペースは要注意。後ろのほうに座ってると、もぐりだと思われがちです(まあもぐりで結構ですけど)。

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2004年05月25日

レディ・キラーズ 「志村、うしろ!」

レディ・キラーズ
公式サイトに「スクリューボール・コメディ」という単語を発見しました。しばらく思い出すことのなかったような懐かしい言葉です。コーエン兄弟はいつでも懐かしいものを掘り起こして、私たちを喜ばせてくれます。『バーバー』で主人公の床屋は『うなぎ』の主人公の床屋(役所広司)ばりに黙りこくっていましたね。『ディボース・ショウ』といい『レディ・キラーズ』といい、反動のスクリューボールが炸裂しています。




バーバー ― DTSスペシャルエディション
(注:スクリューボール=変人、という扱い方をすると、コーエン作品は100%スクリューボール・コメディですね)

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2004年05月23日

ルナ・パパ あれのなまえ、ご存じですか。

ルナ・パパ天井でくるりくるり回っている大きな扇風機、なんていうかご存じですか?シーリング・ファンだそうです。私がいつも憧れているもののひとつです。そしてそれが似合うような南の島で暮らしたいものです。但しルナ・パパの街はごめんです。ずっと続いている茶色い荒野、見上げるまでもなく視界を占めている広い空。圧倒的に美しいのですが、それはフィルムの中で楽しむくらいが丁度良いでしょう。




シーリング・ファン(Vivid Home)




どこの街だかわかりません。限りなく原野に近いその土地には、馬の隊列が目的もわからずに疾走しています。飛行機が墜落ギリギリの低空飛行で街を切り抜けます。車はガタガタの地面の上を跳ね回ります。ファーストカットから楽しいのりものショーで私を圧倒します。「収穫アンサンブル」と銘打ったダンスシーン同様、素朴で乱暴なイメージはとてもエネルギッシュです。一方それを捉えるカメラもまた激しく移動するのですが、実に洗練されていて美しい切り取り方をしているように思えました。こういう風に映画愛がビシビシ伝わってくると、嬉しいのなんの。

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2004年05月19日

死に花 ボケツを掘る老人たち

死に花日曜日の昼下がり、法事のために帰った田舎の映画館でこれを観ました。
全68席中、客数は15人といったところでしょうか。周りを見渡せば、町の主婦仲間、老夫婦と、二十代は明らかに私一人。そんな雰囲気で映画を観るのは久しぶりで、なんだか館内に入ったところから、私にしてみれば、映画は始まっていたのでした。

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2004年05月16日

ロスト・イン・トランスレーション 酩酊する東京上空に浮遊する人間達

ロスト・イン・トランスレーション「空中に浮かんだ島」、とパークハイアットを評したのは監督のソフィア・コッポラだ。実際、スカーレット・ヨハンソン演じるシャーロットは自室の窓際に膝を抱えて座り込み、その姿をやや上方から捉えたショットは彼女が東京上空を浮遊しているようにさえ見える。いや、東京から浮遊していくのは彼女の姿だけではないのだ。『ロスト・イン・トランスレーション』全体が、足が地面を踏み締める実感など必要としないように、「東京」から乖離し中空を漂いだす。

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2004年05月14日

ロスト・イン・トランスレーション おしりがわかれめ

ロスト・イン・トランスレーション私はひとりの男として、去勢の脅威に晒されています。多くの女性がたとえ仮想的にであれ、私のそれを切り落とそうとしているのではないか。ここまで書くと完全に被害妄想なのでやめますが、もしかしたらロスト・イン・トランスレーションを見て私と同じように怯んでしまった男性がいるのではないかと思い、次の段落へ移ることにします。

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2004年05月13日

世界の中心で、愛をさけぶ 〜世界の中心から雨は降るのか〜

世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション仮にまったくの日常というものの存在を盲目的に信じたとして、例えばそれを白と設定します。とするとこの映画の中には白い余白は残されてはいません。登場人物のほとんどはいくつかのファクターによって常に日常から引き剥がされています。偏見的な日常と比較して無菌室という場所などは非日常的空間の最たるものであると私は思います。ここで完全なる非日常を黒色とします。人間においてこの黒色の代表は死です。白と黒のグラデーションの中で進行していくこの映画の位置はだいたいかなり黒いグレーの中にあります。その全体のグレートーンを保証しているものは雨雲(台風)です。単純計算で一年間に一回台風と遭遇するとして、十七年でその生涯を終えるとすれば、死が完全な黒なのですから、十七分の一の非日常性が彼、または彼女に与えられるのです。

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2004年05月11日

スクール・オブ・ロック デブ牧師がシネマ教とロック教を結ぶ

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション「ロックとは何か」という定義を答えることは難しい。それは「映画とは何か」にも通じます。しかし芸術一般は宗教と同じで、理論に先立って、まず体感・体得するものであるべきです。宗教の、映画の、音楽の感動がどこかで同じところに根ざしていて、その表れの違いであるということを前提にすると、「スクール・オブ・ロック」と冠せられたこの映画の目標は、映画的感動を余すところなく描き、それをいかにしてロック魂とすり替えて見せるかということになります。動かず騒がず行儀良く映画館のイスに縛り付けられた観客に、ロックコンサートの感動を伝えることはできるのでしょうか。

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2004年05月07日

スクール・オブ・ロック 「ロックな感じで」

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション「ロックの学校」の生徒として、私も二つのことを学びました。
一つ目は広い意味でのロック=反骨精神を最近忘れていたなあ、ということです。でもそれは芸術家や自分のお店を開いている人たちが素敵で、会社員としてもくもくと仕事をしているのは夢がなくて駄目とか、そういう意味ではありません。上司の悪口を言いながらもどこかで格好いい野望を抱いていたり、仕事上で見返してやったり、そういった反骨精神がなくなったらつまらなく生きることになってしまう。「いまを生きる」というスクールムービーもこの映画と似たようなことを観るものに伝えようとしてきます(まぁ学校ものは大抵そうだけど)。私の身近にいるロック野郎たちは、なにかあるごとに「それはロックじゃない」「ロックだね!」と口癖のように連呼します。そんな精神論を言われても困る、ロックかぶれは鼻につく…、とそんな彼らを目の前にしちょっと嫌悪感を抱くこともありますが、今日は私も、不覚にも「ロックな感じに」なってしまいました。




いまを生きる二つ目は特性(個性)です。この「ロックの学校」ではすべての生徒が特性にあった役割を与えられて、その任務を全うします。これの凄いのは、バンドってものが家族や会社、ひいては社会全体を縮図としているところです。人が集合している場所では、様々な特性や役割によって全体のバランスが取れるものです。よく経営コンサルタントが、サッカーを会社に例えて話をしますが、それに似ています。初め、クラスの生徒たちはまったくロックに興味のない子たちばかりでした。それが半強制的にロックの洗礼を受け、才能を開花させていくんです。人って自分自身の特性はなかなか分かりません(私だけ?)。好きなことを仕事にしている人は結構いても、特性を生かした仕事をしている人はきっとわずかなものです。このバンド結成のなり初めは、特性というものは半ば無理やりそういう状況に置かれてみないと見出すことができないのだ、ということを見事に描いていて観ていて感心してしましました。




私事で恐縮ですが、人事異動で明日から新しい職場に行きます。どんな職場かまったく見当もつかないで不安でいっぱいなのですが、今日この映画を観ておいて良かったなと思いました。解せない状況やつまらない仕事の中でも、ロック魂をもって、特性を見出せばきっと自分の思う方向へ物事は進むでしょう。ジャック・ブラックが、始めのダイブでは客に逃げられたのに、最後のダイブでは受け止められたのが凄く印象的でした。社会人の方にはぜひ観ていただきたい感じです。




まぁ、なんだかんだいってますが、音楽映画はそれだけで無条件にいいんですけどね。これを読んでる暇があったらすぐにでも観にいったらいいんじゃないかと…。





スクール・オブ・ロック ファンクラブ
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[2003米/UIP][監督]リチャード・リンクレイター[製作]スティーヴ・ニコライデス/スコット・アヴァーサノ[製作]スコット・ルーディン[脚本][出演]マイク・ホワイト[撮影]ロジェ・ストファーズ[音楽]クレイグ・ウェドレン[出演]ジャック・ブラック/ジョーン・キューザック/サラ・シルヴァーマン/ジョーイ・ゲイドス・ジュニア/ケヴィン・クラーク/ロバート・ツァイ

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2004年05月05日

パンチドランク・ラブ

パンチドランク・ラブ DTSコレクターズ・エディション折角のGWもこんな雨では出歩けません。こういう日はうちでビデオを見るに限ります。早速近所のビデオ屋へ。おっと、PDL未見でしたよ。それにしても何で見逃していたんでしょうか。95分、ラブコメ。デートに最適ですよね。調べてみると、上映館は恵比寿ガーデンシネマです。

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